マーケティングで使える行動心理学

マーケティングで使える行動心理学】

行動心理学を知っていることで、効果的なマーケティング施策を打ち出しやすくなります。対面でもWeb上の施策でも行動心理学を応用することは可能です。

今回は、マーケティングに応用できる行動心理学を紹介します。

ユーザの印象を操作したいときに知っておきたい行動心理

初頭効果

初頭効果とは、ユーザが抱いた第一印象が強く記憶に残る行動心理を指します。

初頭効果を利用する場合、商品・サービスの関心が低い客層に対し、値段や性能、サービ内容など一番伝えたいポイントを最初に伝えることが重要です。Webサイトであれば、ファーストビューに伝えたいメッセージを入れることが大切です。

ハロー効果

ハロー効果とは、ある一つの特徴について好印象・悪印象を抱いた場合、すべての特徴も実際以上に高く、もしくは低く評価する行動心理を指します。

マーケティング施策においてハロー効果を利用する場合、CMや広告などに人気タレントやスポーツ選手などを起用することで、その人物のイメージを商品やサービスに与えられます。

親近効果

親近効果は、ユーザが商品やサービスの内容を記載しているページにおいて、最後の情報に強く影響を受ける行動心理を指します。

親近効果が効果的なのは、ある程度関心が高いユーザです。関心が高いユーザには、商品・サービスの重要なポイントを最後に伝えることが重要です。

同調現象

同調現象とは、ユーザが他のユーザと同様の行動をした場合は安心し、ユーザが正しいと思っても他のユーザが異なる行動をした場合は、不安を抱く行動心理を指します。

同調心理に働きかける表現としては、「この商品・サービスは8割のユーザが使用しています」といったキャッチコピーを使用することなどがあげられます。

バーナム効果

バーナム効果とは、誰にでも当てはまることを自分のために記載された内容だと思い込む行動心理を指します。

バーナム効果の例は、「ずっと悩んでいた金額計算から開放」「最近、営業が上手くいっていないのでは?」といったようにユーザ自身のことだと思わせる表現を使用することで、効果が出やすくなります。

プラシーボ効果

プラシーボ効果とは、ユーザの思い込みによって実際上の効果・影響が表れる行動心理を指します。

プラシーボ効果は、商品・サービスのキャッチコピーを考える際に便利です。「驚愕の」「効果が飛躍的に上がる」などの誇張表現をすることで、商品やサービスの内容をより効果的に伝えられます。